2010年3月29日月曜日

ロンドン、十二

この日はセント・ポール大聖堂の近くに行って眺めた。

外から眺めただけ。



セント・ポールから伸びたミレニアム橋でテムズ川を渡り

テート・モダンへ。

色んな人が「いい」というので楽しみにしていたのに

ストライキでほとんど閉館状態だった。


ひとギャラリーだけ開放していた。



見終わったあとの疲労感がすごかったので

ひとギャラリーしか開いてなくて良かったのかも。


博物館や美術館にいくといつもすごく疲れる。

なにか鑑賞法がまちがっているのだろうか。

脳のキャパシティーが小さいのだろうか。

ロンドン、十一

この日は、また自然史博物館に戻って

観賞できなかった恐竜展を堪能する。


あと、前回できなかった写真奥に鎮座するダーウィンとP氏の

ツーショット写真をたくさん撮ってあげた。



そして大英博物館へとはしごし、

古代エジプトとメソポタミア文明の部屋をまわる。



ロンドン、十


ボートでテムズ川を上る。寒い。



タワーブリッジ




ロンドン橋。現在は味気ない橋なのね。



おととい観た映画「Dr.パルナサスの鏡」で男が吊るされていた橋だ。




ウェストミンスターで降りて、バッキンガム宮殿まで歩く。


ロンドンにはもう春が来てるかと思ったのに。

2010年3月27日土曜日

ロンドン、九

二日酔いのP氏がいつまで経っても起きない


ひとりで大英博物館に行ってきた。


Enlightenment と名付けられた長い部屋の展示物を眺める。

物がありすぎる。

2時間ほどしかいなかったはずだけど、ぐったり疲労。


95ある部屋の1番め。

ロンドン、八

ハワイのご学友、ドイツ娘のNが(白シャツxピンクスカーフ)

ロンドン郊外の大学で博士号を取りそのままそこで働いているらしく

会いに街に出てきてくれた。7年ぶりの再会。



メキシカン食べてテキーラ、別のバーへ移動してまたテキーラ。

楽しいロンドンの夜。

ロンドン、七

ブリックレーン・マーケットにも行く。


しばらく前からしきりにたこ焼きを夢想していた

P氏と私はロンドンのたこ焼き屋さんを事前調査したんだ。


でも見つからない。

若い日本人カップルがからあげ屋さんをしていたので聞くと

つい最近引っ越したという。

彼女のせいでもないのに、しきりに申し訳なさそうにしてくれる。



2010年3月26日金曜日

ロンドン、六

カムデンタウンに行った。大きいマーケットがあるんだよ。

土曜日だったからすごい人出だった。


しょうもないものから掘り出し物まで、

人類が歴史の中で作り出したモノは大体見つかるんじゃないか

と思うほどの膨大かつ雑多な品揃え。

ロンドン、五

ロンドン塔を見に行く。


城塞として建設されるも、政治犯用の監獄や処刑場だったこともあり

国王が住んだり造幣所になったり天文台になったり銀行になったり

王立動物園だったこともあったという。

900年以上の歴史があるとはいえ、とりとめなさ過ぎはしないか。


なんだか陰気なとこだった。

陽気だったのはこの馬だけ。



ダブルデッカー・バスの2階最前列に腰を下ろし

買っておいたビールを飲みながら1時間ほどあてもなく市街地を巡回


飲酒乗車は、ほんとは駄目だと思うけど。

ロンドン、四

またしても飲み、夜更かし。


フィッシュ&チップスを食べてみる。


こっちの人も別にしょっちゅう食べるものじゃないんだろうけど

すごいねこれ。胸焼け。



あまりの打撃のため緊急帰宅、数時間横たわる。

起きたら外は暗くなっていた。


小雨のなかテムズ川沿いを散歩。

ロンドン、三

P氏の論文発表のときにオポーネントになってくれたA氏は

サウスケンジントンにあるロンドン自然史博物館の研究員。

「遊びにおいで」と仰るので遊びに行った。


ロマネスク様式の立派な本館に接続して造られた

ダーウィン・センターという近代的な建物は

公開標本収蔵庫になっており乾燥標本や液浸標本、

作業中スタッフの姿などを見学することができる施設になっている。


館公式ページには「2200万標本からなる全長27km の標本棚」

とあるが、ほんとによくもまあ、と感心するしかないほど

綺麗に精密に整理されている。

2200万てたぶん乾燥標本は数に入れてない数字なんじゃないかな。

キュレーターって、ものすごい根気と忍耐の人々に違いない。


A氏案内のもと、アルコール漬けのありとあらゆる動物を見せてもらう。

9m近いダイオウイカの標本を筆頭に魚類、爬虫類、哺乳類などの標本が

四方の壁にぎっしり並んでいる大部屋は、ちょっと怖かった。

標本自体よりも、変色したアルコールの色に気分が悪くなる。


ダーウィンがビーグル号で採集してきた標本を見せてもらった。感激。


「お偉方が来たときにも見せられない、政治的にまずい標本」

という、微妙なシロモノも見せてもらう。




トラファルガー広場

ロンドン、二

到着日は当然話に花が咲き、飲んでしゃべって夜更かししたため

翌日の起床は昼近く。


起きたら、私も何度か会ったことのある

P,R両氏共通の友人の妹Lがいた。

タイ旅行からスウェーデンへの帰途、ロンドンにてトランスファーで

空き時間が1日近くあるため遊びにきたらしい。


どうも最近見かけないなと思っていたら

「3週間の滞在予定が3ヶ月になっていた」らしく

「気付いたら刺青が7つになっていた」と楽しげに見せてくれた。


「若いねー」「お母さん泣くよー」などと口々に言われていたけど

なんだかうれしそうにしていた。


私たちが考えるところの「イギリス的」あぶらギトギト朝ごはんを

みんなで食べに行く。恐怖。


朝/昼食後、私とP氏は観光らしい観光をしに街へ。

ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)とビッグ・ベンを見る。


ロンドン、一

ロンドンに行ってきた。


航空券、ひとり往復2800円(手数料込)。

ヨーロッパはどこでも近くていいよな、とは思っていたけどさ。


街の中心から地下鉄で30分くらいの所にある

P氏の友達、R氏が妹と友達と3人で暮らしている家に滞在させてもらう。


R氏は前出のオネエの子で、職業は客室乗務員。

彼が酔っ払ったときにたまに見せる

トランスミュージックに合わせて踊る「客室乗務員ダンス」は

一見の価値あり。

2010年3月12日金曜日

香辛料

パーティーのインド料理の残飯処理に追われる日々。


70人分のインド料理ケータリングの余りは想像量x30。

確かに、インド料理レストランの1人分のポーションていつも2人分はある。


実際45人分くらいで足りたんだろうな。

美味いし安いし多いし、全然構わないんだけどさ。


「お昼にどうぞ」と職場の冷蔵庫2台にぎゅうぎゅうに詰め込んだのに

まだ余っているのでうちにも持ち帰ってきた。

「やったー」と最初はほくほくしていた私たちだけれど、

5日もカレーが続くと、さすがにインド過ぎる。

気づいていないだけで、2人とも体臭が変わってきているのではないか。


おとというちに遊びに来たバレエダンサーのT氏に

具がなくなったソースだけのラム肉カレーをどう思うか聞いたところ、

「挽肉入れて、ラザニアなんてどうかしら」と天才的アドバイスをくれた。

という訳で昨晩P氏がラム挽肉カレーのラザニアを作ってくれたのだが、

イタリア人は認めないかもしれないけれど

いままで食べたラザニアで一番おいしいと思った。


そしてやっと、冷凍室に入れられるくらいの量に減った。

2010年3月11日木曜日

宴のあと

ディナー用に配置したテーブル、椅子をどかして

あとはひたすら飲み、ダンス、飲み、ダンス。


アラームが作動開始する朝4時まえにお開き。


翌日は片付け。

準備は同僚が、片付けは翌日家族が、というのが決まりらしい。


昼過ぎに戻ると、会場に使った講義室がビール臭くてげんなり。

P氏同僚たちが「ごく簡単にまとめたP氏の人生」という

博士課程5年間の様子をふり返る寸劇を発表。


~1年目~

長髪のカツラ(この頃髪長かった)でシュノーケリングマスクを首から下げ

「I (ハート) Darwin」と描かれたTシャツを着ている劇中P氏。


~2,3年目~

劇中P氏、全く仕事せず。

仕事中旅行会社に電話し、オーストラリア1ヶ月(仕事)、

ブラジル1ヶ月旅行(遊び)の航空券を連続ブッキング。




『Pは遊んでばかりなようだけど、大丈夫なのかな』と

おろおろする指導教官(中)と、指導教官の愚痴/相談相手で

いつもオフィスでウクレレを練習している教授A(右)と

P氏とオフィスを共有し、仕事に集中できない同僚B(左)



天気の良い夏の午後、職場で落ち着きがなくなったP氏。

『天気いいから、外で論文読んでくるわ』と言いつつ

バックパックを持ち上げると中でビール瓶がぶつかり合うような音が。


劇中でデフォルメされていたP氏のバックパック。

本当にP氏は当時、

ハワイで4ドル(!) で購入した亀柄のバッグを使っていた。

日本に来たときもそれを使っていて、

「こんなカメ柄のバッグと一緒に歩くのは嫌だ」と思い、

新しいバックパックを買い与えたのだった。

やっぱり職場でも「それは」と思われていたんだね。


やあ、この劇ほんとにおもしろかった。

すごく練習したらしい。

ビデオに撮っとけばよかった。

祝杯

本人ほか皆が満足の発表で、P氏めでたく博士号取得。

おめでとう!


シャンパンで祝杯のあと、はるばる英国からお越しのオポーネント、

4人のコミッティメンバー(評価委員?)や教授たち、家族で昼食。

大学敷地裏、森の中徒歩5分のレストランへ行くも

傾斜のあるガチガチに凍った雪上をオシャレ靴で歩くのは

ほんとうにあぶない。何人か転ぶ。


危険なお昼休みから無事生還し、約4時間後のパーティーに向けて準備。


P氏同僚が作った、この日の為のポスター

サーファーの顔部分がP氏になっている。


玄関脇の部屋でプレ・ドリンク&談笑タイムを小1時間取ったあと

パーティー会場へお客さんを誘導。

P氏友人や職場仲間、計70名。


私と仙人E氏でトーストマスター(進行役?)を任されるも

結局全部E氏に丸投げ。

晩餐はインド料理のケータリング。美味。



もりもり食べ飲み、宴は進み、スピーチする人が出始める。

P氏の指導教員というのか。ボス?


P氏のことが大好きでたまらない彼が

P氏に対する愛を熱く語っているところ

発表

博士論文発表


前夜はとても緊張していたP氏だったけど

(発表後のパーティー準備で疲れていたともいえる)

話し始めたらすぐ落ち着いてた。


オポーネント(議論の相手)がまず門外漢の人間にも解るように

研究対象についての基本的事実などを説明してくれて、

そのあと学生(P氏)が5年間の研究について発表する。

2010年3月2日火曜日

こっちに来るときに知り合いにいただいた殿と姫。

手作り。


おととい夜運よく思い出し、

きのう色画用紙を買ってきて敷いた。反り気味。


モダンなデザインのため

P氏には最初人型には見えなかったようだ。