2010年7月17日土曜日

スープ


結局、ムール貝スープ腹になっていた胃袋をなだめるため

翌日魚教会(魚市場)でムール貝2kg 購入。


オリーブオイルとバターで玉葱、ニンニクを炒めて

ムール貝を投入し、白ワインをたくさん入れて塩こしょうで味を調え

蓋して貝が開いたらパセリを入れてできあがり。

がベルギーで最も食べられているであろうムール貝スープの味だって。



うー、美味しい。


フレンチフライと共に食すのがベルギー流なのだそうだ。

もちろんフレンチフライは用意したけど、私の要望でバゲットも。


ああ、出汁。

ムール貝


今日はヨーテボリを少し南下したところにあるビーチに来た。


今日のP氏の野望はムール貝採りらしい。

博士課程時代、何度か野外授業で生徒たちを連れて訪れた岩場に

ムール貝がびっしり生息しているのを目撃していたとか。


ベルギー人の血が流れるP氏は、唐突にベルギーに住む祖母が

生前よく作ってくれたムール貝のスープを食べたくなったのだ。


これを読んでくれているみんなは、

私たちが毎日ただ遊び暮らしているようにお考えのことと思う。

そのとおりなのです。

現在ふたりとも無職で、季節は夏まっさかりなのです。

(私の学校も随分まえに終了)


他にも休暇中なのか求職中なのかよくわからない3人を誘って出発。


ビーチを楽しむ馬たち。和む。



人間たちはこっちの岩ビーチ。


スノーケリングで相当あちこち探したみたいだけど、

結局ひとつも見つからなかったそうだ。なぜだ!?先を越されたのか?

次回場所変えて再挑戦するって。

河上り下り


ディナークルーズに行ってきた。


ヨーテボリにはY字に河が流れていて、枝分かれした2本の河に挟まれた土地は

スウェーデンで4番目に大きいとされるヒシガンという島です。

そのヒシガンを西廻りにぐるりと4時間かけてまわるという

夏季限定のクルーズだそう。


数日前に新聞広告でP氏が見つけてきて、即効で申し込んでいた。

「ピンときた」らしい。


夕方6時半に出航。

ヨータ河北上中は両岸工場とか廃車場とかでまったく冴えないんだけど

河分岐点からクング河に折り返して南下し始めると

いきなり牧歌的な自然いっぱいの素敵風景に変わる。


分岐点付近にある要塞。

昔この辺りがノルウェー領だった頃の、対スウェーデン用の要塞。


日の沈む10時過ぎくらいには海に出て、

小さな島々の間を縫いつつ、夕陽を眺めるよ。


そして、ディナーは意外に(というのもなんだけど)とてもおいしかった。

2010年7月14日水曜日

毒針


「バーベキューだ。」と指令が入ったので近所の公園へ出向く。


一面シロツメクサのとても良い広い草地を横切っていたら

蜂に刺された。


痛みで泣いたのはひさしぶりだ。


大して腫れず、痛みも徐々にひいたけど

なんで刺すんだばか。

日本語

好天、高気温が続いていたので、近所の公園でピクニックでもと

以前いっしょに現地初断髪に踏み切ったKさんを誘った。


でも当日はどしゃぶりだった。

雨なんか3、4週間くらい降ってなかったのにな。



うちの目の前が工事中(なんと未だに)で騒音がすごいので

こちらから誘ったにもかかわらず横暴にもKさん宅へおしかけた。


あとで考えてみたら、二人で6時間くらいしゃべっていた。

ご主人も在宅で、おじゃまだろうとは思いつつも止まらず。

ああ、楽しかった。


英語で日常を過ごすのに慣れたつもりでいても

きっと知らないうちに少しずつストレスが溜まるんだろうなあ。

やっぱり母国語でだらだら話すのって格別さ。


私のへっぽこブログと違って、大変マジメな彼女のブログ『砂漠人』

色々学べますよ。

2010年7月9日金曜日


夏至祭で交わした、酔っ払いの口約束かと思われたセーリングが実現。


ヨーテボリから北西30kmほどにある、マシュトランドという島に

友人Cの祖母宅があり、そこの港にC父のボートが係留してあるらしい。


友人Poと私たち二人、そして友人Cの計4人のセーリング


天気も風も良好で、海原にはたくさんの船が出ていたよ。



彼がキャプテンC氏


真っ白で細くて背が低く、服飾デザイナーのC氏。

初対面の人はかならず彼をゲイだと確信する(実際はちがう)、

見かけも物腰もフェミニンで海・太陽とは無縁と思われた彼は、

実はウィンドサーフィンもスキューバダイビングもこなし

C父とチームを組んだ大会では優勝するほどのセーリングの腕前を誇る

立派な海の男であった。



一応垂らしておいた釣り糸に、鯖が3尾もかかっていた。

海の男C氏がばっきりと首をへし折り、血抜きをして

P氏が上手におろした。


軽く塩をふって、船内の簡易コンロを使ってフライパンで焼いて食べた。

面接旅行


ストックホルムにあるアメリカ大使館に、ビザの面接に行ってきた。

もう二週間くらい前の話だけど。


二時間くらい待たされて、面接は二分くらいで終わった。


2泊4日の今回の旅は、友人F氏宅にお邪魔させてもらう。

非常に気の良い独身貴族な彼の、かなり奔放な恋愛模様をさかなに

飲んだりバーベキューしたり、夏に突入したストックホルムを堪能。


P氏の周りじゃ独身じゃないほうが奇特だけど、みんな相当奔放。

スウェーデンじゃ大体こうなのかP氏の周りだけなのか、そこが知りたい。



私たちがストックホルムに着いたのは

王位継承者であるヴィクトリア王女とその婚約者ダニエルの結婚式の直後。

でも街にその名残はほとんど見られなかったよ。

大量の馬糞が落ちてるかと思ってたのに。(パレード馬の)


ガムラスタンにある彼らが挙式した教会の前を通ったら、

式のデコレーションに使われた鉢植えの花の片付け作業中で

三鉢もいただいた。

ひとつはF氏に、ひとつは王室ファンのPママに。

郊外にて


今年も夏至祭が。


去年はPママの誕生日が近かったので(夏至祭は年によって日が変動するため)

家族で過ごしたけど、本来は友人同士で集まって飲み食いするのが基本なんだって。



みんなで持ち寄った物を食べたりバーベキューしたり

野の草花を摘んで花輪をつくったり、夏至祭のポールを庭に立てたり

素敵なかんじでパーティーは始まった。




だんだんお酒が入ってきて、誰かがアクアビット(芋の蒸留酒)を

風船に詰めたところらへんから風向きが変わる。


風船内で攪拌してから、蒸発気を吸引。



スプーンに移して、鼻から吸飲。



これ以降の写真は、なぜか無い。