2009年11月3日火曜日

トルコ ― アランヤ、アンタルヤ14

学会最終日にしてようやく発表のP氏


若干の物議をかもす内容だっただけに

発表後の議論は大いに盛り上がり、発表的には大成功でしょう。


お疲れさま!

トルコ ― アランヤ、アンタルヤ13

まだ11回目と歴史の浅いこのシンポジウムは

毎回ホスト団体がロゴマークなどを勝手にデザインしたりするらしい。


今回のホスト、トルコの大学チームが考案したシンボルはすごい。

リアルなミミズ二匹を組み合わせた斬新なデザイン!


申し訳ないが、ちょっと気持ち悪い。



到着時に参加者全員に配られる、学会バッグ(靴下飾りがかわいい)

え、私にも!?


全てにミミズマークの施されたシンポジウムグッズ

(ポロシャツ、ノート、ペンなど)のほか、

オリーブ、オリーブオイル、オリーブ石鹸、ヘーゼルナッツ、お菓子

などなど。

素晴らしい。

トルコ ― アランヤ、アンタルヤ12

遺跡のあとは滝でしめる一日観光ツアー。


ペルゲ遺跡でも、遺跡よりもその辺にいる昆虫などを

熱心に撮影していた研究者御一行。


ここでもお目当ての虫がいないか探索中。

因みに御一行の専門は水棲貧毛環虫(Aquatic oligochaeta)

ようするに水棲ミミズといった感じです。


滝!


興味なし!


トルコ ― アランヤ、アンタルヤ11

ペルゲ遺跡


公衆浴場を出て市場跡へ。


市場の商人たちが暇なときに遊んでいたのであろう

ゲームボード




お店の入り口に使われてたのかな?

素敵なレリーフです。

ラーメン屋さんかな?


こっちは葡萄酒屋さんでしょう。

トルコ ― アランヤ、アンタルヤ10

依然として公衆浴場。


P氏の横にいるのは彼のスーパーバイザーの教授。

すごくかわいいおじさんで、私は大好きなのだが

若い娘たちに対して時にお父さんっぽすぎるらしく、

(『煙草は体に悪いよ!』『夜遅くにふらふらしちゃ駄目だよ!』)

職場の女生徒たちからは少し「うざい」とか言われちゃっている。

かわいそう!



古代ローマは大理石まみれ。

壁面にぼつぼつ穴が開いているのは

大理石のタイルが嵌め込まれていたところ。


ここは少し残っているね。


浴場内では走らないこと

浴槽に頭から飛び込まないこと

などと注意書きが書かれた石版


うそ。

トルコ ― アランヤ、アンタルヤ9

ペルゲ遺跡

お次は古代ローマの公衆浴場。

トルコのハマム、いわゆるトルコ風呂の原型ですな。


アンタルヤ滞在中に、ホテルの売店で買った

日焼け止めローション(トルコ製)により体中ぶつぶつになり

ホテル内のハマムに行けずじまいでした。がっくり。



かなり広いし、ゴージャス!


古代ローマのこういう施設は、

今で言うフィットネスクラブみたいなものだったらしい。

ジムみたいなところがあってそこで運動してひと汗ながしたところで

もうひと汗かきにサウナへ。


サウナ。このほかにもいくつもある。


床が崩れて床下トンネルが見えていますが

このトンネル内で湯を沸かして、高温の蒸気と煙を循環させて

浴場内の床を暖めて蒸気を充満させていたらしい。


トルコ ― アランヤ、アンタルヤ8

ペルゲ遺跡


入口


紀元前1000年頃に出来た都市で、

ペルシャ人、アレキサンダー大王などの支配を経て

ローマ帝国領になった紀元前188年に最盛期を迎え、

現在の遺跡はこのころ建てられた

(トルコマニアHPより)


そうだったのかー。


「にせもの?」と疑いたくなるほど

貴重そうなレリーフがそこらへんに雑にごろごろしています