2009年12月28日月曜日

24日 その四

ドナルドダックのあとはプレゼント交換。ららー。


Pママからはハンドミキサーとスコッチウイスキーをもらった。

P氏からはイヤリングをもらったが、翌日すでに片方なくしてしまった。

ごめんよう。


P氏はPママから体重計をプレゼントされ、かなり不機嫌になっていたが

私からのおまけプレゼントのラジコンヘリで機嫌が直る。


「ぜったい、何もこわしませんから!」と駄々をこね、

壊れ物の少ない弟の部屋での使用を許可されたP氏。

子供にはおもちゃに限るな。

24日 その三

クリスマスはイヴの24日がメインのこの国では変わった風習も。


「スウェーデンではクリスマスはドナルドダックを観る」

と散々聞かされてはいましたが、一体どんなものなのか。


午後三時になり、いそいそとテレビの前に集まるみんな

ホットワインの準備もぬかりない。


始まったのは、ピノキオのコオロギがホストを務めるアニメーション。

ディズニーのクラシック短編から、シンデレラ、白雪姫、

ジャングルブックなどの映画の名場面など

ランダムにつなげた一時間番組でありました。


毎年同じ構成、同じ内容(最後だけおたのしみ枠として新作など)だそう。

妙な風習だとは全国民自覚しているみたいだけど

これを観ないとクリスマスを迎えた気がしないのだそうだ。


ドナルドダックがメインの番組でもないのに

「ドナルドと仲間たちからメリークリスマス」という題名。

ミッキーはメインでもなんでもない。

そして、ミッキーはMusse Pigg と呼ばれていた。

24日 その二

クリスマスイヴのお昼ご飯はお粥だそうだ。

白米のお粥に牛乳をかけ、砂糖とシナモンで食す。怖いよ!



うーーん、一年に一回くらいなら食べてやっても良いか、というお味。

P氏は嫌いらしく、食べてなかった。



24日

前夜から泊りがけで、24日Pママ宅にて遅めの起床


P弟は彼女とオーストラリアでクリスマスを過ごすらしく

今年は帰省なしなので、三人だけのクリスマスであります。


朝ご飯を食べて腹ごなしのアイススケートに出掛けるも

数日前からの降雪により池面の氷は雪に覆われていた。

誰かが雪掻きしてくれてるんじゃないかなどとは

甘ったれた期待でした。


スケート靴を木立に隠して散歩に切り替える。


かわいい幼児姉弟がかまくら的なものを作っていた。

その傍らに雪だるまも。

外国の雪だるまめ、青い目だな。


出歩いてる人はほかにひとりもいない。


スケート、したかったなあ。池 ↓


池の側らのP氏もかよった小学校の遊具でしばし遊ぶ。


ちょっと楽しげなPママ


2009年12月21日月曜日

フォースアドベント

もういいだろう、とは思いつつ

惰性で4本目点火もとりあえずお知らせします。

きれいに階段状になった。クリスマスも目前ですな。


ああ、そうそう

コリアンダーたちはいなくなりました。

処分するときの、P氏の哀愁ただよう背中。


最後に数少ない小さい本葉を摘み取り、

買ってきた立派なコリアンダーと混ぜ

自家栽培と偽ってサラダとして友人たちに供す。

ツリー

今日はPママ宅のクリスマスツリー設置のお手伝いに来た。


まずは近所のツリー市場で木を選ぶ。


ハワイで一回、当時一緒に住んでたMコとツリーの生木を

買った年があったなあ。ありゃ高かった。ハワイだもんな。




枝ぶりの良さそうなのを一本選び、ざっくり梱包してもらう。

この円いアルミの筒に木を通すと網入り蜜柑のようになって

反対側から出てくるという寸法だ。


「ここをな、根元をちょいと切り落として水を吸わせるんだ」

と手斧を使って説明するおじさんと、傍らにたたずみ説明を聞くP母子。



外で見るとそうでもなかった木が、家に入れるとやたらと大きい。

大変だったけど苦労した甲斐あってなかなか素敵だ。


飾り付けを終え、近所の池にアイススケートをしに行くことに。

人工スケートリンク以外でスケートするのは初めてだよ。

ていうか、アイススケートなんか中学以来くらいでは。


でもあれ自転車と同じだね。一度覚えると久しぶりでもできるもんだね。

かなり楽しい。

下に水草や岩なんかが見えるのもおもしろい。

死体とか沈んでいるのが見えたら嫌だなあ、とか思いつつ

小一時間ほど滑って帰宅。

2009年12月18日金曜日

みゃっと

昨晩、吹雪きのなか映画を観に行ったよ。

マット・デーモンの『インフ○ーマント!』。


職場から電話をかけてきたP氏に

「この映画面白そうだから、行こうよ」と誘われ

どういう系の話なのか聞いたところ

「マット・デーモンに口髭が生えている」という情報しか

与えられず、特にマットファンでもなく前情報もない私は

それほど期待せずに映画館へと向かったのさ。


これが結構おもしろかったのだよ。

大爆笑というのではないんだけど、地味に小刻みにおもしろい。

マット・デーモン、いいなと思ったよ。


90年代初頭って、こんな古臭かったっけ!?

というショックを受けたことも、包み隠さず白状するよ。

最高気温-4℃、最低気温-8℃。寒。。。


調べてみたら北海道(旭川あたり)と同じくらいだった。

同緯度のカムチャッカ半島とかモスクワと比べればずっと暖かい


北海道に住む友人Aが

「北国は家の建てつけが違うから

(鎌倉の冬より)むしろ暖かい」と力説していたが

P氏のアパートメントはガタがきているのでとっても寒い。


クリスマスの花、アマリリスが開き始めたよ。

なぜかものすごく曲がった茎のものを購入してしまった。

「そのうち陽に向かって角度修正するだろ」と思っていたけど

陽なんて出ないだろ、そういえば。



バックグラウンドは最近また再開した道路工事。

一年以上埋めては掘り返し、埋めては掘り返ししている。

2009年12月15日火曜日

サードアドベント

そうそう、日曜日はサードアドベントでした。


後ろの電気キャンドルのとだぶって

4本目にも点いてるように見える写真になってしまったよ。


うしろのコリアンダー、ひと鉢撃沈いたしました。


やはり冬のスウェーデンで家庭菜園は無理なのだろうか。

太陽出ても朝日みたいな状態がしばらく続いたと思ったら

もう沈み始めるしな。

当たり前だよな。

2009年12月14日月曜日

聖ルシア

聖ルシア祭は旧暦の冬至、12月13日に行われる

冬のスウェーデンで一番大事な行事らしい。


ルッセキャットというサフランパンやジンジャーブレッドクッキー、

スパイス入りの甘いホットワインなどでお祝いするんだってさ。


近頃サフランが値上がりしたらしく、お店に行っても

スパイス棚には置いてなくて、レジで頼まないと出してもらえない。


トルコ旅行で運よくサフラン大量買いしたばかりの私たちは

サフランが景気よく効いたルッセキャットを焼くことにしたよ。

(スウェーデンで6、7万円分くらいのを500円くらいの値段で購入)


こういう渦巻きがふたつくっついたのに、干し葡萄がついている。

P氏作製エビ(頭胸甲がわりとリアル)と私作製イルカも一緒に。


エビはそれなりにかわいいけど、私のイルカが鱒に。。。


焼き終わってLOSTをシーズン1からおさらい観賞していると、

とつぜん玄関が開いて、ルシア行列が入ってきた。


↑ サンタ・ルチアを歌うみなさん


P氏の友人たちがわたしの初めてのルシア祭を盛り上げようと

計画してくれたらしい。なんてすてき!!!


言いだしっぺのE氏は先週いきなりエジプト旅行を思い立ち、

発案者なのに不参加。さすがE氏、まったく読めません。

2009年12月6日日曜日

セカンドアドベント

今日はセカンドアドベント


二本目にも点火だ!


後ろのコリアンダーは現在条件検討中(1鉢はコントロール)

ふたりとも植物栽培初心者なんだ

気にしないでくれ。

いやな兎キャラクターがいる遊園地が

毎年恒例、ヨーテボリ名物のクリスマス・デコレーションを始めた



友人たちやPママと待ち合わせて見物に行ってきたよ。


園内はクリスマス・マーケットになっていて、

あらゆる地方のあらゆるクリスマスもの(デコレーションから食品まで)の

売店がところ狭しとひしめきあっている。


人出も大晦日・お正月の八幡さま級だよ。




スケートリンクもあるよ


そしてトナカイの曳く橇に乗ることも可能(有料)

アイスバーもあるよ。


トナカイ、これで成獣だって。小さくない?


こどもトナカイ。かわいいでしょ。

P氏の従兄弟、J氏を憶えているだろうか。

こちらに来たての頃開かれた、いとこ会のおうちだ


「明日クリスマスのパンを焼くんだけど、うちくる?」

と前日突然のお誘いが(いきなりうちに来た)


金曜のためP氏はお仕事なので、私だけおじゃますることに


ひとり電車に揺られて、田舎町クーデへ。


ボーイ/ガール・スカウトの来年の資金集めで売るためと、

来年1年分の家族のぶんのパン

今日から三日間かけて三百枚焼くらしい


家に着き、さきに生地をこね始めていた奥さんのC夫人と合流。

C夫人は私が来ることを知らなかったらしく、私を見て軽く戸惑う。

言っとけよな。


朝9時から始めて17時までお昼休み抜かしてみっちりパン焼き


J氏とC夫人の愛娘、Lちゃん(ぴちぴち高校二年生)も

学校が終わってパン焼きに合流。

この子がまた可愛いんだー。

「なんの映画好き?」「ジョニー・デップ好き?」などの質問攻めから、

この地方の方言を私に教えようと躍起になったり、

お父さんを変態呼ばわりしたり、実に女子高生らしい。



写真を撮るひまがなかったのでネット上で見つけた似た写真を載せます。


こんな石窯で


こういうパンを焼いたのです。

いやあ、楽しかったなあ!

2009年11月29日日曜日

ファーストアドベント

今日はクリスマスイブの4週間前の日曜日、ファーストアドベント。


4本並んだろうそくを日曜ごとに灯していく、今日がその最初の日曜日で

来週はそのとなりのにも火を点け。。。

とやっていくと、4週目には階段状になるという仕組み。


こういう4本立てのキャンドルホルダーに白苔を敷き詰めるのだが、

毎年この時季の火事原因のトップが白苔引火だそうだ。

気をつけなければ。



窓辺にはこういう山型に並んだ7本のろうそくを飾る。

基本ひと晩中点けっぱなしにするので、安全理由から

現在は電気式が一般的。


どの家の窓も綺麗に飾られていて、夜出歩くのも楽しい。



こういう星のランタンも窓辺に吊るすんだよ。


謎の贈り物 第二弾

このあいだP氏に突然ブリーフケースをくれた仙人E氏ですが

今回は私に。


先日金曜の夜、皆でバーで飲んでいたときのこと


「ああそうだ、ヨシに渡すものがあるんだった」

とおもむろにかばんから取り出して手渡された

鮭の切り身二枚。

??


シュールだけど、きっと主婦感覚の親切なのだろう

(『半値!』シールが貼ってあった)


翌日おいしくいただきました。

2009年11月26日木曜日

本葉

以前の記事で、まったく本葉を生やさないコリアンダーたちを

懸念していた私とP氏でしたが

ストックホルムから帰ってきたら、出ていた!


すごい小さいけど、ちゃんとコリアンダーの形しているよ。


でも、絶対に日光は足りてないよなあ。

歩く

ストックホルムは、なんだかやたらと歩く。


地下鉄やらなんやら交通手段はあるんだけど

目的地が遠目でも見えるので「これは歩いたほうが良さそうだ」

と思わされ、結果けっこうな距離を歩く羽目に陥っている気がする。


ぽこぽこと隣り合う島々はすぐ向こう岸に見えても

結局は橋まで歩かなければならず、意外に遠い。

天気の良い夏ならぶらぶら歩くのも気持ちよさそうだけど。


そんなふうにして、近代美術館へ行ってきましたよ。

(前日も行った。閉館日だった。)


ダリ展をやっていた。


ダリ好きのP氏には、ロブスター電話のマグネットをおみやげ。

(P氏は仕事中)


いやあ、さすがというか、シュールですな。

笑い顔

泊めてもらった彼女の家の裏にある、

眺めの良い遊歩道からの景色。


前日夜、酔っ払ったストックホルムっ子(といっても40代くらい)たちに

シャンペンをふるまわれつつ街についての講義を受ける。


左の教会は「スマイリーチャーチ」という愛称で

地元では親しまれているらしい。



本当だ、笑ってる。かわいい。


都会

週末を利用してストックホルムに行ってきたよ。


セーデルマルムの高級地区に住んでいるP氏友人の彼女が

旅行で家を空けるから使っていいよー、と申し出てくれた。

ありがたい。


家族代々受け継いでいるのでなければ

ほぼ居住不可能という由緒ある地区らしく、

数日だけでも住人気分が味わえてちょっとうれしい。




やっぱり、ストックホルムは都会だな。



というか、品があるな。


ストックホルム女子は大抵ちゃんとハイヒールを履いている。

この石畳(四角く平たいタイル状のじゃなくて、まさに石)を

どうやったらヒールで颯爽と歩けるのか。

私なら初日で骨折。


2009年11月19日木曜日

この国ではサンタクロースはトムテと呼ばれているようだ。


トムテとは、そもそも民家や森などに住み着く精霊で

敬意を払えば家を守り、無視すると悪戯などで仕返しするという

どうも日本の座敷童子のような存在らしい。


で、なぜだかサンタクロースのこともトムテと呼ぶ。


クリスマスの飾りとしてトムテ人形を、最近よく店先で見かけるんだ。

かわいいので、ひとり購入。ひげボーボー。


後ろに見える鉢は、コリアンダーの栽培中。


子葉が生えて二週間ほど経ってるのに本葉が出てこないのですが。

誰か知ってる人いない?

やっぱり、太陽光が少なすぎるのかね。

昨晩、友人宅へ遊びに行って帰ってきたP氏が携えていたものは

茶色のアタッシュケース。



ものすごい70年代臭が漂うこの書類かばんは

どうやら新古品のようだ。

おなじく友人宅に来ていた、仙人E氏からの頂き物だという。


特に何の説明もなく手渡されたらしく、P氏もよく解らないまま

持って帰ってきたらしい。


いったい、どういう意味だろう。

2009年11月13日金曜日

オーストリア ― ウィーン

トルコからの帰途では、ウィーンで8時間待ち。

寒さ慣らしついでに、ちょっとうろついてみる。



ドナウ川。ああ、これが。しかしやっぱり寒いな。


川沿いにはカフェやバーがあるだろう、と予想し歩いてみたが、ない。



仕方ないので、街の中心らしき方へ向かってみる。


なんかすごい教会が現れた。シュテファン大聖堂というらしい。


んんー、すごいゴス。スーパーゴスだね、これは。




内部。

んんー。圧倒されるけど、苦手。。。



恐ろしいゴシック建造物で食あたりになりそうだったので

そそくさと出る。



ワイン・バーを探してうろついていると、モーツァルトの家が。


このあと近くに小さなワイン・バーを見つけて、避寒。


これで、旅行日記はおしまいだ!

トルコ ― おしまい

最後の日は、翌日フライトがあるためダイビングもせず

フェティエで魚市場に行ったり、ぶらぶらして過ごす。



二週間のトルコ滞在もこれでおわり。


ありがとう、トルコ。またな!

トルコ ― カヤキョイ

カヤキョイという町は、かなり大きな廃墟があるらしいのだけど

滞在してたホテル以外には出歩いたりしなかったんだ。


泊まったところはホテルというより、カップルで経営されているB&B。

ディナータイムは、宿泊客以外も食べられるレストランに。

出される料理はどれも美味しい。


とても趣味の良い素敵な家で、食堂として使われている前庭のほかに、

裏庭にはプールまである。


カッパドキアにしてもここにしても、宿探しはインターネット検索で

最初に目に付いた「そんなに高くないところ」で決めただけなのに、

なんとついていることか。


でも滞在2日目以降は10人もの団体客が来て、騒々しいことに。

男性9人に女性1人なんだけど、この女の人、声大きくてうるさいんだ!

美人でモデルのようなプロポーションなんだけど、とにかくやかましい。

9人もいて男性は誰も彼女を注意しないのか!?


と思っていたら、

彼女、エジプトでは有名な女優さんらしい。

男性陣は撮影クルー。


女優じゃ、仕方ない。。。かな。


トルコ ― フェティエ

今日はとなり町フェティエでダイビング。


この日、トルコに来て初めて天候が崩れる。

まあ水の中だからいっか。


一緒に潜ったイギリス人カップルと年配男性。



このダイブショップは、夫婦+夫父の三人で切り盛りしている。


夫=ダイビングインストラクター

妻=ランチシェフ

夫父=船長

(犬=癒し)


トルコ ― カス

我々がこの辺りにやって来たのは、

スキューバダイビングをするためなのであった。


今日はフェティエから東へ100キロほどにあるカス(Kas)という

人口8000人ほどの、ちいぽけな町で潜ります。


朝10時から始めて14時まで、二本潜る。



陸に戻って、遅めのお昼を食べる。

地元スタッフに聞いた、魚介の美味しいレストランに行こう。



カスの町は観光地化されているけど、そんな悪趣味なかんじではなく

かわいい感じのお店もたくさんありそうだった。