2012年12月7日金曜日

学校

ところで私はスウェーデンに帰ってきてまた語学学校に通っています。

基本コース(?)の最終レベルの試験はパスしたにもかかわらず、

2年のカリフォルニア生活の末すっかり頭から抜け落ちたので

もう一度同じクラスを取っているという訳です。不毛だ。

でも二度目なのでやっぱり楽ではあります。




教室の窓からのながめ。

どんより暗くて気が滅入りそうですが、クリスマス前なので町を歩けば

家々には綺麗な明かりが灯っていて、寒い中にも暖かさがあります。

暗くて気が滅入るのは、クリスマス後ですから。


小さなこの町の学校は生徒数も当然少ないので

先生たちもヨーテボリ時代の語学学校とはうってかわってリラックスしており、

あっちに比べると大分ゆとり教育です。


私のクラスは14、5人で、8割方ソマリアからの人たちです。

イランからの男の子もいて、この人たちはお国の戦争を逃れるために

スウェーデンに移民としてやってきています。

私含むその他3、4人ほどはスウェーデン人と結婚したり付き合ったり

という理由でこの地にやってきた人たち。


現在形で戦争をしている国からやってきた人たちと

そうでない私たちが同じ教室で一緒に学んでいると、

大なり小なり色々な点ではっとさせられたりすることが多く

なかなか興味深いものだなあ、と日々思ったりします。


彼らがどれだけ心に傷を負っているのかとかそういうことは

もちろん私が知り得るものではありませんが

私がひとつだけはっきり言えることは

ソマリアの人(特に女性)は歩く速度がものすごく遅い。です。

この国でそんな速度で歩いていたら、体冷えるよ?

と他人事ながら心配です。

2012年12月4日火曜日

夫Pがトルコの学会に行ってしまって退屈なので

こども(1才10ヶ月)とふたりでPママのうちに泊まりに行ってきた。


近くにあるステキなお城には何回かお散歩で行ったことがあるのだけれども

今回はクリスマス・マーケットがあるとのことなので出掛けてみましたよ。


お城の厩舎や納屋や馬車庫(というの?)として使われていた場所に

クリスマスに食べるハムやソーセージ、ニシンの酢漬け

地産のはちみつやマスタード、ジャム、パン、マジパンのお菓子などの食用品や、

クリスマスの飾りや鉢植えなどが所狭しと屋台のように並べられています。



知らなかったのだけど、このマーケットは有名で人気らしく、

観光バスが何台も団体さんを連れてやって来ていた。

でもおかしいな、上の写真はなんかひと気もまばら。。。

すごい人だったんだよ、ほんと。




そして緩やかな坂を上がった丘の上にお城が構えています。

カメラを忘れて携帯で撮ったので写りが悪いですが、興味のある人は

Tjolöholms slott で検索すればたくさんステキな写真が見つかることでしょう。




このお城の大広間に飾られた巨大なツリーの傍らに

サンタ・クロースがいらっしゃいましたが、こども怖がって写真撮れず。


夏の装い

小さなリーセシールの町の、しょぼい こぢんまりとしたかわいらしい

目抜き通りに続く中央広場に隣接する公園から。(11月初め撮影)


夏には観光客で賑わいをみせるこの町もすっかり閑散とし

噴水の水は抜かれ覆いが掛けられ、

誰が着せたか白いサマードレスに身を包む公園の裸婦像も

もう見るに耐えない寒々しさ(しかも大抵雨でびしょびしょ)。

誰かセーターを編んでやるか、いっそ全裸に戻してもらったほうが

いいのではないかと、私は前を通るたびに体の芯から冷える思いです。

(注:12月現在もまだ同じ格好をしています)



うちのキッチンは東向きなので、朝焼けが見られるのが良いです。




2012年12月3日月曜日

めっきり寒くなって、氷点下の気温が続くここ数日

明け方降りだした雪が、うっすら積もりました。



こども(1才10ヶ月)にとって初めての雪


つめたいねえ。


今日はマイナス10度。


2012年11月26日月曜日

タイムカプセル

夫Pが仕事で一週間トルコに行ってしまっているので

こども(1才10ヶ月)とふたりでPママのうちに

週末またいで泊まりに来ています。


ご婦人ひとり住まいのPママのうちには

子供の遊ぶものなんてないだろう、と思いきや

なんと彼女、夫PとP弟が幼少時代に遊んでいたおもちゃを

一部、律儀にちゃんと屋根裏に保管していたのですよ。


そのおもちゃ群が良い感じに古臭くて、いいんだな。



たとえば、こんなのとか



こんなのとか



こういうのとか、



こういうのがあったりする。



私が好きなのはこのひとたち。

なんなのかはよくわからないけど、かわいいね。







写真奥の立体駐車場のおもちゃなんか、

全く同じものが祖父母宅にあって私も幼少時代あそんだ思い出が。


当時でも「なんだか年季入ってるな」と思っていたおもちゃが

時を経て国境を越えて、似たような状態でいま目の前に。奇妙だ。


2012年11月2日金曜日

Humboldt squid


モントレーにいたときに作ったモノですが。


夫Pの職場の、フンボルトイカを研究するラボにいる女の子からの

依頼を受けてフェルト製フンボルトイカを作りました。


すったんふぉーど大の研究所とNOAA(アメリカ大洋大気庁)共同の

キッズプログラムで本物のフンボルトイカが手に入らないときに代用する、

解剖可能の実物大見本だそうです。


私の手芸史上、はじめてギャランティー発生ですよ!



もちろん、大部分はシート状のフェルトを使って縫い合わせているだけです。





クチバシ




胴部分がジッパーで開閉できます。頭と脚もはずれます。

内臓はすべて石鹸フェルトかニードルフェルトですよ。

スナップボタンで取り外しができます。




ペン(背中?の軟骨)は、研究所のブラインドを1本引き抜いて...

でもブラインドは研究所・所長の案だからたぶん罪には問われない。



イカは大きな目を持っているのですよ。



けっこう、大きいです。


2012年10月31日水曜日

外着



スウェーデンの小さいこどもたちは、外遊びするときこういうのをよく穿いています。

なぜならスウェーデン(西海岸は特に)は大抵お外はどこも濡れているからです。




もちろんいろんな色がありますが、いちばん魚屋さんぽい黒をチョイス。

帽子トップの余り感と共に、まるで築地で立ち働くひとのよう。いい。

ちょっとターレー取ってくるわ!みたいな。



ちなみに日照時間が短くなる季節が長いため

多くの防水・防寒具にはライトリフレクターが縫いこまれています。

足元の二本線のがそうです。


再び、スウェーデン。



最後の更新が半年前とは。


もう誰もチェックしにくる人はいないのでしょうけれど、

こども(1才9ヶ月)と夫P(今回から改名)が寝てしまって

こうしてひとり酒をするこんな夜、ひっそりと再開してみようかと思います。



2年のカリフォルニアはモントレーの生活を終えて

私たち一家は夫Pの母国であるスウェーデンに戻ってきました。

今回住むのは、ヨーテボリから70キロほど北上したところにある

リーセシールという人口8000人弱の町です。

グーグルマップではリューセヒールと表記されていましたが

私には全くそうは聞こえないので、私はリーセシールでいきます。


カリフォルニアを引き上げて戻ってきたのが8月末、

この町に越してきたのが9月なので、すでに2ヶ月が経過しました。


小さな半島になっているこの町に来るときに、最初に目にするこの町の外観は

「魔女の宅急便」のキキが、「私この街に決めたわ」とか言うときに

彼女が見た景色と似ている気がします。ちょっとだけ。

でもあんなに大きい街じゃないです、念のため。



これは小高い丘の上にある我が家のある地区から見た景色。

こっちは町の裏側にあたります。





2012年4月12日木曜日

8ビット


マリオフリークの友人の息子さんへの誕生日プレゼント。


P氏職場近くでいつも日向ぼっこしているアザラシたちが

出産シーズンを迎えました。


これで生後2日目だって。けっこう大きいよね。

おっぱい飲み中。


色たまご


イースターでしたので、たまごに色づけしてみました。


まず蝋でできたペンで模様を描く。描かなくてもよい。



食紅で作った色水にしばらく浸す(「こんな染まるとは!」)。



乾かしたのにこども(1歳3ヶ月)がシールを貼ったりする。



イースターの朝、猫の額より狭いうちの庭にたまごを隠し、それをこどもが探す。



「おっ。。。え?」と二度見。


そしてボールと勘違いして地面に叩きつけ

弾まず割れたのを見て不思議そうな顔をしていました。

2012年1月23日月曜日

2012


さぼっていたら、またうっかり年明けしてしまいました。


ごあいさつがまだの皆さん、あけましておめでとうございます。

今年も、たまに開けてみたら更新してるかもしれない、

というくらいの気持ちでおつきあいください。


2012年初の更新はフェルトものです。

このまま主婦の手芸ブログになっていってしまうのか。





そうして更新をさぼっている間にもこどもはすくすく育ち

このあいだ1歳の誕生日を迎えました。おめでとう。