2010年9月15日水曜日

新学期


P氏の勤める海洋研究所はすったんふぉーど大学の研究施設なので

何か事務的な用事があるときはメインキャンパスのある

サンフランシスコの一歩手前まで出向かなくてはいけない。


ビザ関係の書類にサインをもらうためと、

P氏が健康診断を受けるため初めて行ってみた。


ちょうど新入生オリエンテーションの日だったようで

構内はぴちぴちきらきらのフレッシュマンたちと

誇らしげですごくうれしそうな、その父母たちでいっぱいだったよ。


キャンパス内の寮への引越し手伝いで一緒に来ていた両親が帰る、

というシチュエーションの男の子の脇をちょうど通りかかったとき

「誇りに思うぞ、息子よ」と言って抱擁している父親の声が聞こえて

他人事ながらもぐっときたP氏とわたし。

きっと初めて親元を離れて暮らすんだろうな、

あんな馬鹿なこと、こんな阿呆なことする大学生活が

これから始まるんだろうな、とかね。

しないか、ここの学生は。


腹はぴっちぴちだけど特にフレッシュではない私たち2人だが

超広大なキャンパス内できょろきょろ明らかに迷っていると

上級生のお兄さんお姉さんたちが「大丈夫?どこ探してる?」と

我先にと駆け寄ってきてくれる。

とても良い大学だ。

2 件のコメント:

  1. 誇りに思うぞ息子よ!という文が何だかすごく面白かった~。
    いつも読んでいて文章力に関心。ひきつけられる~。
    やっぱり読書の量が違うのかな。
    それにしても立派な建物だね。
    素敵!

    返信削除
  2. >mayumiさんへ
    げんき?
    お返事が遅くなってスミマセン。。。
    体調のほうはちょっとは楽になってきたかな??

    返信削除